究極のヘビキャロ専用機！！

琵琶湖独自と言えるおかっぱりロングキャストゲーム。そして、その中でも特に人気の高いヘビキャロゲーム。沖のストラクチャーなどの変化を狙うため、今や8ft以上のロングロッドが定番化する中で、とりわけエキスパートアングラーから10ftクラスの超ロングレングスの要望が強くなってきました。しかし現実的にエキストラヘビーパワーでロッドレングスが9ftを越えてくると重くなることが避けられない状況で「先重りの解消を含めたロッド全体の軽量化と操作感の向上」は、ヘビキャロ用ロングロッド開発において永遠の課題でした。「現状の強度や張り、そしてロッドパワーをそのままで、圧倒的な軽さは本当に実現できないのだろうか？」そこで既に従来モデルで踏み込んでいた「カーボンに含まれる樹脂量の低レジン化による軽量化」を、素材強度が可能な限り低下しない前提で、更なる低レジン化だけでなく各セクション毎に樹脂量を再度見直すことで素材を再構築。改良を加えていく中で結果的に軽さと強さを両立させた新しい「SLRブランクス」の開発に成功しました。そしてシリーズ開発にあたって、このブランクスを使用したプロトモデルを今回より各モデルの監修を従来に加えて琵琶湖北湖を中心に活動しながら過去３年間で５０オーバーを年平均で5０本仕留めているスーパーロコアングラーへ新たに監修及びテストを依頼。特に北湖の釣りで真価を発揮する「NEWゼロワン」の開発において、アクションはもちろんロッドバランス等に至るまで製品の方へフィードバックさせました。ちなみに今回は、一般的な手法の「シリーズで同一バランス」にするのではなく、各モデルの特徴やフィッシングスタイルに合わせて各ロッドバランスを最適化する方法を取り入れています。バランスについては、９６が軽い操作性を重視し長い時間でもアタリに集中しやすい「待ちのバランス」に対して、NEWゼロワンはロッド全体の軽さを優先し、操作に支障が出ない絶妙な先重り感を残すことでアタリに対して自然にティップを送り込める「攻めのバランス」という異なるセッティングとなっています。なお軽量化されたブランクスには、更なる「軽さ」とヘビキャロゲームに欠かせない「湖底感度」に磨きを掛けるため、全モデルに富士工業製チタンフレームSiCガイドを採用しています。またロッドデザインについては、両モデルともご好評いただいている究極のモノトーンデザイン「玄景（くろかげ）」バージョンを踏襲しながら、各モデルの持つアクションと個性に合わせてグリップEVA形状を中心に一部をそれぞれ差別化。同一シリーズでありながら、個々の個性を表現させたデザインに纏めました。絶えず進化を求める真のエキスパートアングラーたちを満足させる「究極のヘビキャロ専用モデル」が、ついに誕生です。